フェイク エクステンデッド・エディション出演:
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日 2007-05-23
オススメ度:★★★★
70年代半ばから6年間、ニューヨークのボナーノ・ファミリー(マフィア)に潜入したジョセフ・D・ピストーネというFBI捜査官の手記を原作にした実録。ドニー・ブラスコという偽名でたった1人覆面捜査をして、巨大ファミリーを壊滅させた彼を演じるのはジョニー・デップ。ドニーを信じ弟分としてファミリーのルールを教える、もう1人の主人公レフティ役にアル・パチーノ。いつかは昇格してやろうと夢みるうだつのあがらないマフィアの役を、パチーノが悲しいまでに演じている。ドニーも仕事としてマフィアを陥れる罠を仕掛けていくものの、レフティとの絆は深くなっていく。この2人の友情が、悲しく美しく、そしてせつない。ラストシーンでのデップの瞳は、胸に深く迫ってくる。(梅澤眞由美)
アルパチーノがくたびれていて良い 2007-05-17
これは決してかっこいい映画ではありませんが大好きでした。男の淋しさ、辛さ、そして友情が描かれます。ギャング映画ですがひねりが利いています。ジョニーデップが扮するのはおとり捜査に入るFBI官で、正義を行う者のはずですが、見ている内にアルパチーノ扮する下級マフィア?の運命を悟り 何とかして助けてやりたくなります。近年のアルパチーノに正にぴったりの役です。そして、微妙な役のFBI捜査官の普通過ぎる私生活も描かれていて、ほろりとしました。
映画的なきれい事に作られたラストも許せてしまいます。
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