ディパーテッド (期間限定版)出演:
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2007-06-08
オススメ度:★★★
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演での3度目の顔合わせは、香港映画の傑作『インファナル・アフェア』のリメイク。舞台をボストンに置き換えているが、基本のストーリーはオリジナルに忠実だ。犯罪者の家に生まれながら、まっとうに生きることを誓って警察官になり、マフィアへの潜入捜査を任されるビリー。一方、マフィアの指示で警察官となり、警察の内部情報をボスに流すコリン。素性を知られないためのふたりの攻防は、衝撃的な事件へと発展していく。
悲痛な運命から逃れられないビリー役で、ディカプリオの鬼気迫る表情が見られる。対するマット・デイモンは、あくまでも知的な冷血漢の演技に徹し、こちらも好演。そしてマフィアのボスで、ジャック・ニコルソンが期待に違わぬ存在感を見せつけている。人種の問題やヒロインの位置づけなどオリジナルから発展してうまく物語に絡んだ要素があるうえに、映像としてはオリジナル版を忠実に再現したシーンも多い。改めて観比べるのもおもしろいだろう。(斉藤博昭)
豪華キャスト陣が凄い! 2007-04-06
1995年アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演『ヒート』を超えるようなディカプリオとデイモンの二大人気スター共演と、過去にアカデミー賞12度ノミネートされ、うち3度オスカーを受賞している名優ニコルソン。そして、ディカプリオらと同世代の人気男優マーク・ウォルバーグという豪華キャスト陣は見ごたえ十分でした。
オリジナル作品『インファナル・アフェア』のリメーク作ということですが、アメリカではほとんどの方はオリジナルは観ていないし(映画好きな中国系アメリカ人でもごく僅かでしょう)、オリジナルには興味がないのが本音ですし、リメイクということも知らない方が多いでしょう。
この作品のみどころは、内容よりもディカプリオとデイモンの演技力の比較のおもしろさにあります。もちろんオスカー賞男優であるデイモンの方が上だというのがこれまでの評価でしたが、観てもわかるようにデイカプリオも大したものでした。それに、どのシーンで二人が同じカメラに収まるのかに見ごたえを感じました。ただ、あまりにも小道具として多く使用する携帯電話がかなり幼稚のような気がしてならなかった。
助演のウォルバーグは2001年『猿の惑星』を含め本来は主演級ですし、2009年リリース予定の『Fighter』で再びデイモンと共演する。そういえば、デイカプリオとも1995年『バスケットボール・ダイアリーズ』で共演してましたね。
やはり
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