ハリー・ポッターと炎のゴブレット出演:
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2007-06-29
オススメ度:★★★
メガヒットファンタジーの第4作は、青春ドラマとしての側面が色濃くなり、より大人も楽しめる仕上がりになった。クィディッチ・ワールドカップを観戦しに来たハリーだが、夜空に「闇の印」が浮かび人々は混乱。ホグワーツ校で開催される「三大魔法学校対抗試合」では、選手を決める「炎のゴブレット」が、17歳以上という資格にもかかわらず、14歳のハリーを選出するのだった。
体長9mものドラゴンや、水中での大救出など、対抗試合の場面は想像を超えるリアル感とスケールで映像化された。個性的な制服をまとった他校の生徒や、ついに現れる宿敵ヴォルデモートの姿もシリーズファンにうれしい限り。監督は、シリーズ初のイギリス人であるマイク・ニューウェル。ハリーの初恋、ロンとの確執、嫉妬されるハーマイオニーなど、ドラマ部分をしっかり描きながら、原作以上に「友情」というテーマをくっきり浮かび上がらせる。ラストシーンで主人公3人が語り合うセリフは、しみじみと感慨深い。(斉藤博昭)
詰め込まれたストーリー 2007-06-01
もうじき第5作目である「不死鳥の騎士団」が映画公開となる為、おさらいとして見ました。
今作では、「クディッチのワールドカップ」、「三大魔法学校による魔法大会」、「ハリーの初恋」、「ヴォルデモート興の復活」と重要なストーリーがかなり多く、決められた枠内に収めることに必死だったのか、全体的に希薄な印象に終わってしまったものも少なくありませんでした。
特に、ハリーの初恋は彼の成長にとって大事なもののはずですが、大きな見せ場も無くストーリー同士をつないでいただけの印象です。
ですが、ハリーとロンの確執や、ロンとハーマイオニーの気になるやり取り、そして何よりもヴォルデモート興の復活など、今後のストーリーに大きく関係してきそうな内容も豊富でした。
次回作に、早くも期待大です。
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